札幌市中央区の皮膚科 宮の森スキンケア診療室

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お肌の基礎知識

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vol.30 タバコと皮膚

お肌の基礎知識

最近は何かと愛煙家が肩身の狭い思いをする機会が増えています。小生(院長)もかつては愛煙家であり、それゆえに安易な禁煙の薦めは意味をなさないことをよく理解しているつもりです。ここでは、タバコと皮膚の関係について述べたいと思います。また、禁煙しようかなと思っている人が、その決意を固めるのに役に立てれば幸いと思います。

タバコの害

  • 1.ニコチンの害
    タバコを吸うと煙の中のニコチンが肺に入り、肺の毛細血管から吸収されて全身に運ばれます。このニコチンは血管を収縮させるので血流が悪くなります。また動悸や息切れを起こし心臓に負担をかけます。皮膚においても血液の巡りが悪くなり血行不良状態となります。結果的に肌荒れの原因となります。
  • 2.タールの害
    タールとはいわゆる「やに」です。発癌物質です。
  • 3.一酸化炭素の害
    タバコを吸うことで一酸化炭素が体内に入ります。この一酸化炭素は酸素よりも血液中の赤血球と結合しやすく、また離れにくいという性質があります。このため酸素の少ない赤血球が血管内を流れることになり、全身の酸素不足状態を起こします。皮膚も同様で酸欠状態となります。そのため肌荒れが進行し、肌の黒ずみの原因になります。
  • 4.その他の害
    タバコは活性酸素を大量に発生させます。活性酸素は細胞を傷つけ老化や発癌の原因となります。タバコはビタミンCを破壊します。ビタミンC不足はシミやシワを増やします。また、女性の喫煙は卵巣機能を弱め皮膚の老化を促進すると言われています。
     タバコは皮膚の弾力を保っているコラーゲンを減少させるという研究報告があります。つまり直接シワの原因になる可能性があるということです。さらにタバコの煙に含まれるベンツピレンという物質が紫外線の作用でシミを作りやすくするという研究報告もあります。

以上をまとめると・・・
「タバコは、肌荒れをおこし、肌の黒ずみの原因となり、シミやシワを増やすなど老化を促進させる。」となります。

この記事の監修者

Introduction

宮の森スキンケア診療室 院長 上林淑人

上林 淑人

宮の森スキンケア診療室 院長

経歴

医学博士

平成2年 札幌医科大学医学部 卒業、皮膚科入局

平成4年 形成外科入局

平成6年 医学博士号取得。

旭川赤十字病院、室蘭市立病院に赴任

平成10年 宮の森スキンケア診療室 開院

専門・所属学会

  • 日本形成外科学会専門医
  • 皮膚腫瘍外科指導専門医
  • 日本皮膚科学会
  • 日本臨床皮膚科医会
  • 日本東洋医学会
  • 日本癌学会
  • 日本熱傷学会正会員


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