札幌市中央区の皮膚科 宮の森スキンケア診療室

Column

院長コラム

パソコンと本を置いた明るいデスク

怖い低温やけど (形成外科、皮膚科情報)

お肌の科学ゼミ

お肌の科学ゼミ

真冬日が続いています。
湯たんぽやカイロのありがたさを実感するこの頃です。
同時に低温やけどに注意しなくてはならない時期でもあります。
熱湯やアイロンなど高温の物に触れるるとあまりの熱さに直ぐに身を引くため、体に接触する時間は短く、熱による皮膚組織の損傷は(すぐに冷やした場合)比較的表面に限局することが多いです。
しかし、湯たんぽやホッカイロなどそれほど熱くないものでも、長時間同じ部位に接触させていると知らない間に熱損傷が皮膚を超えて脂肪や筋肉にまで達することがあります。
すなわち低温やけどは非常に深いやけどになる可能性が高いのです。
わずか42度の熱でも人体の蛋白質を破壊することがわかっています。
熱くないむしろ温い湯たんぽを足などに接触させたまま寝ると、ホッカイロを直接肌に張ったまま夢中でスキーをしていると、ストーブやパネルヒーターの前で暖かいからと足やすねを接触させたまま酔って寝てしまうと、気付いたら低温やけどが発生しているかもしれません。
低温やけどのやっかいなところは、気付いた当初は軽いやけどに見えることです。
すぐに治るだろうと放っておくと、いつまでたっても治らず、徐々に赤く腫れて痛みを伴うようになり、場合によっては感染を起こし周囲が熱をもつようになります。
主に塗り薬で治療しますが、数か月かかることは良くあります。
しかもほとんどと言っていいくらいやけどの跡が残ります。
低温やけどは怖いです。
気を付けましょう。

この記事の監修者

Introduction

宮の森スキンケア診療室 院長 上林淑人

上林 淑人

宮の森スキンケア診療室 院長

経歴

医学博士

平成2年 札幌医科大学医学部 卒業、皮膚科入局

平成4年 形成外科入局

平成6年 医学博士号取得。

旭川赤十字病院、室蘭市立病院に赴任

平成10年 宮の森スキンケア診療室 開院

専門・所属学会

  • 日本形成外科学会専門医
  • 皮膚腫瘍外科指導専門医
  • 日本皮膚科学会
  • 日本臨床皮膚科医会
  • 日本東洋医学会
  • 日本癌学会
  • 日本熱傷学会正会員


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