札幌市中央区の皮膚科 宮の森スキンケア診療室

Column

院長コラム

パソコンと本を置いた明るいデスク

今はもう秋? もうすぐ寒くなってお肌の乾燥の季節です。すなわち保湿の季節です。 その3 (皮膚科情報)

お肌の科学ゼミ

お肌の科学ゼミ

保湿剤は、作用機序からモイスチャライザーとエモリエントの2つに分類されます。

・・・・・・・・・・

モイスチャライザーに関しては前回説明しました。

・・・・・・・・・・

エモリエントとは、「肌から水分の蒸散を防いで肌の水分を保持し、間接的に角層の水分量を上昇させる製剤」を言います。エモリエントの中で、肌の表面を覆って水分の蒸散を抑制する成分を閉塞剤、あるいは密封剤といいます。白色ワセリンは代表的な閉塞剤の一つです。

塗布直後の角質水分量の増加効果はありませんが、白色ワセリンなどのエモリエントが皮膚の表面を覆うことによってその下の角層に徐々に水分が貯留することで角質水分量が増加します。

・・・・・・・・・・

エモリエントには、白色ワセリンの他に、白色ワセリンの不純物を除去して精製したプロペト、亜鉛華軟膏、ミネラルオイル、オリーブオイルなどがあります。これら単独でエモリエントとして使用されるもの以外にも、天然油脂、長鎖脂肪酸、脂肪酸エステル、ラノリン、リン脂質など化粧品や保湿化粧品にエモリエントとして配合されるものもあります。

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

実際使用される保湿剤の多くは、閉塞剤となる油脂性成分を含む油相としてのエモリエント、ヒューメクタント、そして水分を含む水相が乳化された乳剤性の軟膏・クリーム・ローション・ゲル・フォームなどを基剤とした製剤です。

これら保湿剤による角質水分量の増加は、ヒューメクタントと水の作用により直接的に速やかに起こり、エモリエント(閉塞剤)の効果により持続的になります。

続く。。。

・・・・・・・・・・

<13/09/2019 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>

この記事の監修者

Introduction

宮の森スキンケア診療室 院長 上林淑人

上林 淑人

宮の森スキンケア診療室 院長

経歴

医学博士

平成2年 札幌医科大学医学部 卒業、皮膚科入局

平成4年 形成外科入局

平成6年 医学博士号取得。

旭川赤十字病院、室蘭市立病院に赴任

平成10年 宮の森スキンケア診療室 開院

専門・所属学会

  • 日本形成外科学会専門医
  • 皮膚腫瘍外科指導専門医
  • 日本皮膚科学会
  • 日本臨床皮膚科医会
  • 日本東洋医学会
  • 日本癌学会
  • 日本熱傷学会正会員


〒064-0825

北海道札幌市中央区北5条西27丁目2-3 メディック28 3F

電話番号 011-640-8180
診療時間 月 火 水 木 金 土 日
9:00-13:00 ● ● ● / ● ▲ /
14:30-17:30 ● ● ● / ● / /

▲ ⋯ 土曜日は9:00-13:30までの診療になります。

宮の森スキンケア診療室周辺地図

西28丁目駅

1番出口
となり

宮の森スキンケア診療室が入るメディック28の外観