札幌市中央区の皮膚科 宮の森スキンケア診療室

Column

院長コラム

パソコンと本を置いた明るいデスク

湿疹やじんま疹など、かゆみのツボ。(皮膚科、漢方情報)

お肌の科学ゼミ

お肌の科学ゼミ

皮膚の湿疹やじんま疹などのかゆみは、東洋医学的に解釈すると「身体の余分な熱が皮膚表面からうまく排泄できなくて起こる」と言われています。
かゆみを伴う湿疹は炎症で赤く、じんま疹も虫刺されのように赤い膨疹となっています。赤みは熱を示していますので、皮膚に熱がこもっている状態と考えれば、東洋医学的な解釈もうなずけます。
皮膚にこもった熱は、一つは発汗で、もう一つは体表の毛細血管を拡張させることで体表の血液と冷たい外気が触れる面積を広くし熱を逃がします。逆に寒い時は、熱を体内にとどめて体温調節をしています。
このような皮膚の働きと関連が深い臓器が肺です。ここで言う肺とは、西洋医学における臓器としての肺ではなく、呼吸機能及び体の隅々における津液(しんえき・血液や水分などの体液)を保つ、と言った機能をつかさどる一連の臓器を指します。これらの機能をわかりやすく言えば、『呼吸によって外気を体内に取り込み、消化器などから吸収した栄養で満たされた津液と結合させ、気(エネルギーと考えればわかりやすい)を生成する。これらが体表の隅々にまで及ぶことで、汗を分泌し皮膚を潤し外界からの様々な刺激から防御する皮膚の機能を維持する』となります。このように肺と皮膚は非常に密接な関係にあるのです。そのため皮膚のトラブルは肺の経絡上のツボを取ることが多くあります。
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代表的なツボは、太淵(たいえん)と肩ぐう(けんぐう)です。

太淵(たいえん)は、手首の内側の横じわの上、母指球の下のくぼんだ所にあります。
皮膚炎、鼻炎、呼吸器疾患に効果があります。
手首を軽く握るようにして親指の腹で押します。
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肩ぐう(けんぐう)は、腕を「前ならえ」したときにに肩の付け根にできるくぼみにあります。
湿疹、かゆみ、便秘、五十肩に効きます。
上腕をつかむようにして、親指の腹で押します。
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ツボを押してすぐに皮膚のトラブルが解決できるわけではありませんが、慢性の湿疹、アトピー性皮膚炎、じんま疹などに悩まされている方は、日常の治療の手助けになる可能性がありますので、思い出した時にこれらのツボを押してみるのはいかがでしょうか。
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<13/06/2018 札幌市 中央区 皮膚科 宮の森スキンケア診療室>

この記事の監修者

Introduction

宮の森スキンケア診療室 院長 上林淑人

上林 淑人

宮の森スキンケア診療室 院長

経歴

医学博士

平成2年 札幌医科大学医学部 卒業、皮膚科入局

平成4年 形成外科入局

平成6年 医学博士号取得。

旭川赤十字病院、室蘭市立病院に赴任

平成10年 宮の森スキンケア診療室 開院

専門・所属学会

  • 日本形成外科学会専門医
  • 皮膚腫瘍外科指導専門医
  • 日本皮膚科学会
  • 日本臨床皮膚科医会
  • 日本東洋医学会
  • 日本癌学会
  • 日本熱傷学会正会員


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