札幌市中央区の皮膚科 宮の森スキンケア診療室

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お肌の基礎知識

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vol.45 CoQ10(コエンザイムキューテン)

お肌の基礎知識

最近CoQ10(コエンザイムキューテン)が、老化防止に良いとか、肌の若返りに良いとか、テレビや雑誌などでよく見聞きすると思います。果たして本当なのでしょうか。何故そのように言われているのでしょうか。調べてみました。

CoQ10(コエンザイムキューテン)とは

別名ユビキノン、ビタミンQともいわれ、体内のあらゆる臓器に存在し、生体にとって欠くことのできない重要な物質です。細胞内のミトコンドリアというエネルギーを生み出す器官に多く含まれています。

CoQ10の役割は

ミトコンドリアは、生命を維持するエネルギーを産生します。CoQ10は、ここでエネルギー産生に深く関わっています。ATP(アデノシン3リン酸)というエネルギーの元となる物質を作り出すのに欠かせない存在なのです。
体内で生じる活性酸素が、老化やさまざまな疾病の原因となっているといわれています。この活性酸素を抑え無毒化するのが抗酸化物質です。代表的な抗酸化物質にはビタミンC・ビタミンE・β―カロチン・ポリフェノールなどがありますが、このCoQ10も大変強力な抗酸化物質なのです。特にCoQ10の存在下で強力な抗酸化物質であるビタミンEの活性が持続するなど、他の抗酸化物質以上に重要な役割を持っています。

CoQ10は年齢とともに減少する

CoQ10は20歳をピークに徐々に減少します。減少すると、エネルギー産生能が衰え、いろいろな臓器の機能が低下し、老化が進み身体全体の体力が低下するといわれています。皮膚も同様で、CoQ10が減少するとシワが増えるなど老化が進むといわれています。ただ、CoQ10のみが老化や体力低下と関係しているわけではありません。あくまでも一因であることを認識すべきです。
減少したCoQ10を食べ物である程度補うのは可能です。代表的なものとして、イワシ,牛肉,ブロッコリーなどに多く含まれています。

CoQ10の活用

古くからCoQ10は心筋代謝改善薬として活用されていたという事実があります。今後もパーキンソン病など神経疾患に対する効果が期待されています。
欧米では、早くからサプリメントとして活用されていました。「減ってしまったCoQ10を補うと細胞が活性化し、衰えていた臓器の機能が回復、老化を防止し健康になる」というのが理由のようです。さらにCoQ10含有のクリームを肌に塗るとシワが浅くなるなどの効果が認められたとして人気があるようです。最近では日本でも欧米と同様CoQ10のサプリメントが手に入るようになり人気が高いようです。

まとめ

CoQ10はエネルギー産生に重要な役割を持ち、またその抗酸化作用によって老化防止や健康維持に必要な物質であることは間違いありません。年齢とともに体内のCoQ10は減少するため、サプリメントなどで必要量を補うのはそれなりに意味のあることです。しかしながら、エネルギー産生や老化防止、さらには抗酸化作用にしても、CoQ10はその一部を担っているに過ぎず全てではありません。その点をしっかり認識し冷静に評価するのが大切です。

この記事の監修者

Introduction

宮の森スキンケア診療室 院長 上林淑人

上林 淑人

宮の森スキンケア診療室 院長

経歴

医学博士

平成2年 札幌医科大学医学部 卒業、皮膚科入局

平成4年 形成外科入局

平成6年 医学博士号取得。

旭川赤十字病院、室蘭市立病院に赴任

平成10年 宮の森スキンケア診療室 開院

専門・所属学会

  • 日本形成外科学会専門医
  • 皮膚腫瘍外科指導専門医
  • 日本皮膚科学会
  • 日本臨床皮膚科医会
  • 日本東洋医学会
  • 日本癌学会
  • 日本熱傷学会正会員


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