札幌市中央区の皮膚科 宮の森スキンケア診療室

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お肌の基礎知識

パソコンと本を置いた明るいデスク

vol.36 ヘアケア(hair care)その1

お肌の基礎知識

毛髪は皮膚の一部が変化したものです。潤いのあるきれいで健康な髪を保つため、また抜け毛や皮膚炎、フケなどを防ぐために、正しい毛髪の知識と正しいヘアケアの実践が必要です。

毛髪の構造

毛髪の中心にはメデュラと呼ばれる部分が存在し、それを取り囲むように繊維状のケラチンタンパク(プロトフィブリル)が集合し毛髪のおよそ85%を占めるコルテックスを形成しています。このコルテックス構造が壊れて裂けたのが枝毛や切れ毛と呼ばれているものです。さらにコルテックスの周囲にはキューティクルというウロコ状の組織が存在し、外界からの刺激から毛髪を守る役割を果たしています。キューティクルは根元から毛先に向かって屋根の瓦のように重なって付いています。

シャンプー

シャンプーは、頭皮と毛髪の汚れを落とすために行われるものです。また頭皮や毛髪の状態に応じて、リンス・コンディショナー・トリートメントを併用して、頭皮・毛髪の健康を保つのが重要です。

  • 1.シャンプーに含まれる成分

    発汗による汚れ、チリやほこりなどは水洗いでほとんど取り除けますが、皮脂を落とすにはシャンプーに含まれる界面活性剤の作用が欠かせません。界面活性剤には大きく分けて次の3種類があります。

    水に溶けるとマイナスイオンを帯びるアニオン(陰イオン)界面活性剤

    水に溶けるとプラスイオンを帯びるカチオン(陽イオン)界面活性剤

    水に溶けてもイオン化しないノニオン(非イオン)界面活性剤

  • これらのうち、シャンプーの主成分として主に使用されるのがアニオン界面活性剤です。
  • 2.シャンプーに含まれる成分

    しっかり皮脂を頭皮から取り除く洗浄力の強いシャンプー。油っぽい頭皮・毛髪に適しています。シャンプーには合成洗剤を主成分としたものと、石鹸を主成分としたものがありますが、合成洗剤の方が洗浄力は強いようです。

    かさかさした頭皮や、パサつきやすい毛髪に対し、洗浄だけでなく油分を補う目的のシャンプー。しっとり系、マイルド系などと言われています。オイルシャンプーやクリームシャンプーなどはこれにあたります。

    カラーリングやパーマでアルカリ性に傾いた毛髪を修復する弱酸性シャンプー。

    その他、ジンクピリチオンや抗真菌成分の入ったフケ取り用のシャンプーやメントールを配合したトニックシャンプーなどがあります。

    これらのシャンプーを、自分の頭皮や毛髪の状態に応じて選択するのが大切です。また、実際にシャンプーを行うに当たって、先に述べた毛髪の構造を考慮して行うのが大切です。すなわち、髪の根元から毛先に向けてキューティクルをはがさないように洗い上げることです。加えて、良く泡立てながら爪を立てずに頭皮をマッサージするように洗うのが理想的です。

    次回は、リンス・コンディショナー・トリートメントについて考えます。

この記事の監修者

Introduction

宮の森スキンケア診療室 院長 上林淑人

上林 淑人

宮の森スキンケア診療室 院長

経歴

医学博士

平成2年 札幌医科大学医学部 卒業、皮膚科入局

平成4年 形成外科入局

平成6年 医学博士号取得。

旭川赤十字病院、室蘭市立病院に赴任

平成10年 宮の森スキンケア診療室 開院

専門・所属学会

  • 日本形成外科学会専門医
  • 皮膚腫瘍外科指導専門医
  • 日本皮膚科学会
  • 日本臨床皮膚科医会
  • 日本東洋医学会
  • 日本癌学会
  • 日本熱傷学会正会員


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