札幌市中央区の皮膚科 宮の森スキンケア診療室

Knowledge

お肌の基礎知識

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vol.28 シミの治療Q&A

お肌の基礎知識
Q シミにはどんな種類があるのか?
A 老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん): 代表的なシミです。茶色く円形で境界のはっきりしたシミで、主に頬や鼻に、手背や前腕にも見られます。老人性といっても、早い人は20代から出ます。紫外線の影響が大きく関与しています。
肝斑(かんぱん): 両頬、特に頬骨のあたりに左右対称性に見られます。境界は不鮮明で、比較的広範囲に広がるうすい茶色いシミです。原因は明らかではありませんが、女性ホルモンが関係していると言われています。
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう): 茶色く盛り上がったシミと言えばわかりやすいでしょう。境界ははっきりしています。腫瘍性のもので、少しずつ大きくなります。
Q 治療はどうするのか?
A それぞれのシミに対する治療法はかなり異なります。老人性色素斑にはレーザー治療が第一選択と言えるでしょう。主にQスイッチ付レーザーが用いられます。それに対して肝斑は、レーザー治療は効果がない場合がほとんどです。ハイドロキノンやビタミンC誘導体などの外用が治療の中心となります。また、ビタミンC、抗プラスミン剤、漢方薬等の内服が効果的なこともあります。脂漏性角化症は、あまり厚く盛り上がっていなければレーザー治療がかなり有効です。しかしながら厚く盛り上がっている場合は、液体窒素による凍結療法や電気メスなどによる焼却療法、時に外科的な切除が行われます。
Q レーザー治療を行ったらすぐにシミは取れるのか?
A もちろんレーザー治療が有効と判断されたシミに対してのみレーザー治療が行われますが、治療を行ったらその場でシミが消えてなくなるわけではありません。治療後は約1週間、炎症を抑える軟膏などを外用してカットバンやガーゼなどで保護する必要があります。すると治療後約1週間で薄い痂皮とともにシミが取れます。仕事上カットバンやガーゼを当てるのは困るという人は、治療する時期を考えた方が良いでしょう。
Q レーザー治療でシミは完璧に取れるのか?
A 何事も完璧というのは困難なものです。実際のところ完璧に取れることも多くありますが、そうでないこともあります。だいたい取れたがうすく残っている、部分的に残っているという事態は起こり得ます。個人差(性別・年齢・肌質など)もあれば、シミによって色の濃さや色素の深さが異なりますので、完璧に取れるかどうかは、やってみないとわからないというのが正直なところです。

この記事の監修者

Introduction

宮の森スキンケア診療室 院長 上林淑人

上林 淑人

宮の森スキンケア診療室 院長

経歴

医学博士

平成2年 札幌医科大学医学部 卒業、皮膚科入局

平成4年 形成外科入局

平成6年 医学博士号取得。

旭川赤十字病院、室蘭市立病院に赴任

平成10年 宮の森スキンケア診療室 開院

専門・所属学会

  • 日本形成外科学会専門医
  • 皮膚腫瘍外科指導専門医
  • 日本皮膚科学会
  • 日本臨床皮膚科医会
  • 日本東洋医学会
  • 日本癌学会
  • 日本熱傷学会正会員


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