札幌市中央区の皮膚科 宮の森スキンケア診療室

Knowledge

お肌の基礎知識

パソコンと本を置いた明るいデスク

vol.18 こんな時どうする(けが編)

お肌の基礎知識

日常生活は常にけがと隣り合わせです。突然の不慮のけが、どのように対処したらよいのでしょうか。

指を切ってしまった編

指は人間の体の中で、顔や頭と並んで血行の良い部位です。そのためちょっとした切り傷でも結構出血します。出血はガーゼなどで傷を圧迫するようにしばらく押さえれば、たいてい止まります。 明らかに浅い傷を除いて、指は常に使うので、深い浅いに関わらず縫合した方が早く治す点で優れています。問題なのは、非常に深く切ってしまい神経を傷つけてしまった場合です。この場合は傷より先の方の感覚が鈍かったり、しびれを感じたりします。部分的な神経の損傷ならある程度回復が望めますが、完全な切断だとしびれや感覚の鈍さが残ることがあるので注意が必要です。このような症状がある場合は医師に進言しましょう。

犬に咬まれた編

犬は当然のことながら犬歯が発達しているため、咬まれた傷は小さくても深くまで達しています。また犬の口の中は汚く(室内犬でも同じです)、傷深くまで口の中の細菌が侵入します。放置すると感染を起こし膿が患部に溜まり、傷周囲が腫れ上がり、ひどなくると腕や肢全体に及ぶことがあります。素人判断は危険です。犬に咬まれたぐらい・・・と思わずに出来るだけ早く治療を受けるべきです。
治療はまず傷を洗浄することから始まります。減菌水や生理食塩水などで深く侵入した細菌を洗い流します。また安易に縫合すると中に細菌を閉じ込めてしまい、かえって化膿してしまうことがよくあります。このため犬に咬まれた傷は縫合しないのが基本です。しかし、大きい傷の場合、数日たって感染のないのを確認してから縫合することはあります。 また同時に抗生物質の内服や点滴が必要です。残ってしまった傷が目立つ場合は、いずれ修正することは可能です。
最近野良犬を見かけることはなくなりましたが、咬んだ犬が狂犬病の予防注射をしているか飼い主に必ず確認しましょう。

スリキズ編

浅いスリキズなら消毒と外用剤でたいてい問題なく治りますが、注意しなくてはならないのは、屋外で転倒して顔や膝をすりむいた時です。特に傷が深い場合、細かい砂が傷の中に残され、傷が治っても刺青のようになってしまうことがあります(外傷性刺青)。こんな事態を起こさないためには、傷をよく洗浄し、カーゼやブラシで細かい砂をこすり落とす必要があります。しかし、不覚にも外傷性刺青が残ってしまった場合は、レーザー治療が有効です。
またスリキズは治ったからといって放置していると、後で茶色く色素沈着を起こすことがあります。最悪の場合シミとして残ってしまうこともあります。特に顔の場合要注意です。これらを予防するためには遮光(日焼け止め)が必要になります。日焼け止めクリームをこまめに塗ったり遮光テープを貼ったりします。治ったばかりの赤い傷あとは紫外線の影響を受けやすいので注意しましょう

この記事の監修者

Introduction

宮の森スキンケア診療室 院長 上林淑人

上林 淑人

宮の森スキンケア診療室 院長

経歴

医学博士

平成2年 札幌医科大学医学部 卒業、皮膚科入局

平成4年 形成外科入局

平成6年 医学博士号取得。

旭川赤十字病院、室蘭市立病院に赴任

平成10年 宮の森スキンケア診療室 開院

専門・所属学会

  • 日本形成外科学会専門医
  • 皮膚腫瘍外科指導専門医
  • 日本皮膚科学会
  • 日本臨床皮膚科医会
  • 日本東洋医学会
  • 日本癌学会
  • 日本熱傷学会正会員


〒064-0825

北海道札幌市中央区北5条西27丁目2-3 メディック28 3F

電話番号 011-640-8180
診療時間 月 火 水 木 金 土 日
9:00-13:00 ● ● ● / ● ▲ /
14:30-17:30 ● ● ● / ● / /

▲ ⋯ 土曜日は9:00-13:30までの診療になります。

宮の森スキンケア診療室周辺地図

西28丁目駅

1番出口
となり

宮の森スキンケア診療室が入るメディック28の外観